DSの充電器が見つからなくて地味に困る。探そうにも、我が家の伏魔殿と腐海のすごさがわたしの行く手を阻みまくる。妹の借りようと思ったら、iは端子が違うのな!!
絶対家にあるのに、買うのはバカらしいですよね…。端子変換のケーブルあればなんとかならんかなぁ。あーマジどこいったんだ充電器! 全ての持ち物にGPSつけておきたい……聖☆お兄さんの3巻とアラベスクの第一部と群青学舎の4巻も出てこないよぉぉぉ/(^o^)\
その他、貸したんだか埋もれてんだか分からない不明品多数すぎオワタ。部屋片付けたいけど絶対本棚からあふれるのが目に見えてるぅ! かと言って売りたくもない……。ぼかぁどうしたらいいんですかwwww

以下、鬼畜なマイ様に献上奉る突発SSw 
学パラゲーム大会編(移動しました

なんかどこにウェイトを置いたらいいのか分からん話になったけど、微妙な感じなのも全部ムチャ振りしたマイさんのせいなんだからねっ><(管理人にあるまじき責任転嫁
ゴルンは客観的にしてややシニカル、全貌を把握できる力量と人望があるのに、持って生まれたFBN体質が祟って常に報われない空回り状態なのが萌える。ヘタレだけど、ハルさんとは若干気質が違う感じで。なんでだろう、どっちもタラシなのに。

多分、ハルさんの方が運の値低いんだろうな。ゴルンは主人公補正持ってるから、どんなピンチでも生かさず殺さず、生殺しw その点、ハルさんは脇なんで監督の気分で死んだりします(ノ∀`)
「あ、そこ! そこでジャンプ!」
 今よ、今!とけしかけられるまま、ドットで形成されたモニター内の主人公が跳ね上がる。間近に迫っていた亀のようなモンスターが踏み潰され、ポコンと音を立てて死んでしまった。
 残された甲羅を蹴り飛ばせば、行く手に待ち構えていたキノコ型モンスターもポコポコと連続して殲滅。蟻を踏みしだくかのような一方的な虐殺行為(ジェノサイド)。
 血しぶきもなく死体も消えるのんきな描写が、平和的でもあり、ある種毒々しくもある。
 返り血の一つもない英雄は、後ろを顧みずひたすら前進を続ける……

 ……はずだったが、目の前には壁があった。
 壁に跳ね返って、甲羅は運動エネルギーを反転させ、後方へ向かって滑走してくる。
「ジャンプしなきゃ!」
 慌てて指を動かすが、時既に遅し。地面を跳ね上がる機を一瞬逃した隙へ甲羅が突っ込んで足元を浚い、主人公は万歳をして画面から消えた。
 コミカルな音があざ笑うように鳴り響く。すなわち、GAME OVERだ。凶器となった甲羅がつるつると画面右端へ滑り消えて、画面もブラックアウトする。

 こうして切り開いた血の道は無に帰し、主人公は再び、果てのないダンジョンの入り口へと戻されるのであった。なんとも業腹な設定じゃないか。



「あ〜あ、死んじゃった」
 残念そうな娘の横で、レゴラスが疲れた仕草で肩をさすっている。
 一人TVゲームに興じる様なぞ想像すべくもないエルフ族の貴公子は、やはりそんな趣味など持ち合わせていないようだ。コントローラーを握らせれば、普段の闊達とした身のこなしはどこへやら、分身であるキャラクターは暴走自滅を繰り返している。
 野暮手というか鈍くさいというか、下手糞にも程がある。ゲームの理論を中途半端にしか解していない点と、操作に不得手な部分を差っぴいても、センスがないとしか言えない。

 恐らくは、根本的に素質がないのだろう。それもまた至極納得のいく話で、エルフという奴らは伝統やら礼儀やらにはえらく口やかましいのだが、近代的な電子機器を使いこなせる者は少ない。
 というより、電子機器は世界規模での頒布を未だ勝ち得ていないのだ。
 この手の先進技術は、生き急ぐ人間の国ゴンドールと、近年種族が混交としてきた裂け谷が目立って傑出しているのだが、周辺地域には古来ゆかしい生活様式を崩さずに、ひっそりと住まう古い住人が多くいる。彼の生地・闇の森もその類で、ゲームといえばチェスを指す風土だった。

 しかし、生来の生真面目さゆえに、求められれば誠意を持って挑んでしてしまうのが彼という男なのだ。
 匂い立つ美人、とでも評すべき美青年が、眉根を寄せて覚束なげな所作でプレイする姿は、はっきり言って間抜けだった。その横の、これまたまともにクリア出来なそうな不安定なガイドの尻に敷かれてせっつかれているところなぞ、こみ上げる笑いを噛みしだくを通り越して、なんだか涙が出そうになる。
 お前は本当に、それでいいのか。
 彼の一面でもある、育ちのいいお坊ちゃん然とした部分は概ね好ましいのだが、妙に心配になる気持ちも混在して、わたしの心中は騒がしい。
 騒がしいといえば、現実にもあちらこちらでわーわーきゃーきゃー、室内には歓声が鳴り止まない。昼間ののどかな談話室で、何故か寮生でない奴らばかりが寄り集まっているこの室内で……


「……というか、お前ら試験勉強はどうしたんだ!」


 ぼきりと手元で音がしたのは、勢いあまってシャープペンシルの芯をへし折ったからだろう。
 目の前で何故か初代ファミコンのスーパーマリオを四苦八苦して進めているエルフ二人を筆頭に、DSでポケモンを交換している奴ら、Wiiヌンチャクを振り回している奴らと、まともに勉学に勤しむ輩が皆無である。
 部員で集まって試験対策をしよう!となった時点で、なんだか嫌な予感はしていたのだが、開始して一時間でここまで堕落するとは想定外だった。内心頼りにしていたギムリまでもが誘惑に屈して、わたしは完全に孤立無援だ。わが父祖イシルドゥアの最期のように。
 ……まぁ、頑固で古風で負けず嫌いなドワーフ殿はああ見えて新しいものに弱いから、この結果もなって然るべきなのだろう。全ては、わたしの見立てが至らなかったのだ。まだまだ精進が足りない、ということか。

「アラゴルン殿、そうお気を落とさずに……」
「うるさい、四角の中の女にうつつを抜かす野郎に同情されたくはない」
 思わず、口が滑った。すっかりラブプラスに魂を売り渡したファラミアは、途端に目を吊り上げてわたしを非難する。
「なんて事を言うのですか! 凛子殿を愚弄するとは、いくら貴方でも許せませんっ」
 誠に残念だが、友よ、その食い下がりようが既に気持ち悪いぞ。
「大体、お前の愛しの君は、バレー部の盾持つ乙女ではなかったのか? バーチャルにかまけている場合か。彼女は彼女で、それなりに言い寄る男も少なくないというのに」
 さっさと正気に戻ってくれ、とその一心で苦言を呈したのに、ファラミアはブルブルと肩を震わせ、涙まで滲ませていた。
 ああ、こと白の姫君に関してはこいつの涙腺が緩いのを、うっかり失念していた。頼むから、そんな恨みがましい目で見てくれるな。もうさっきからずっと、わたしに味方などいないのだから。

「姫に慕われている貴方に、何が分かるっていうんですかぁぁ」
 そうだろう、そうだろうとも。わたしが悪い。全部悪い。
 だから、大の男がメソメソと泣くなっ。
「あー馳夫さん、またファラミアさんのこといじめてるぅ〜」
「誰が『また』だ、誰が!」
 ようやくWiiコントローラーを手放したピピンは、しかしいつものごとく、ファラミアを援護した。この二人は常に妙なところで結託する。



 埒の明かない現状に嘆息した瞬間、勢いよく玄関の扉が開かれる。そのタイミングの悪さに息の加減を間違えて、ちょっと噎せた。
「やぁ、みんな! なんか集まってるって言うから、見に来たよ〜」
 差し入れ持って来たよー、と満面の笑みでビニール袋を振り回しているのは、サッカー部のオロフィンだ。
 なぁ、何故に勉強会の差し入れが、袋いっぱいのスナック菓子なんだ? つまり、お前もこの現状を見据えて、そこへかこつけようという魂胆か?
 大量の餌に釣られて、部員どもは彼を笑顔で迎え入れる。この無駄に陽気なエルフのことをよくは知らないが、この状況を理想の形へと正す輩ではないことは一目瞭然だった。

 わたしは遂に進まないノートを押しやり、立ち上がって怒鳴った。
「ええいもう、馬鹿馬鹿しい! 桃鉄やるぞ、桃鉄!」

 週明けの試験のことなど知ったことか。誰が赤点を取って泣きついたって、聞く耳など持たん。
 所詮、男は自分の命運を、己の手で切り開かねばならんのだ(約一名女性もいるのだが)
 試験とは、そういうものだ。己自身で勝機を掴め!



 ――こうして、中つ国インターナショナルハイスクール山岳部の無駄に騒がしい休日は、更けていく。


*****


なんかどこにウェイトを置いたらいいのか分からん話になったけど、微妙な感じなのも全部ムチャ振りしたマイさんのせいなんだからねっ><(管理人にあるまじき責任転嫁
ゴルンは客観的にしてややシニカル、全貌を把握できる力量と人望があるのに、持って生まれたFBN体質が祟って常に報われない空回り状態なのが萌える。ヘタレだけど、ハルさんとは若干気質が違う感じで。なんでだろう、どっちもタラシなのに。

多分、ハルさんの方が運の値低いんだろうな。ゴルンは主人公補正持ってるから、どんなピンチでも生かさず殺さず、生殺しw その点、ハルさんは脇なんで監督の気分で死んだりします(ノ∀`)