楽園の魔女たち―賢者からの手紙 (コバルト文庫)樹川さとみ著、コバルト文庫の名作楽園の魔女たちシリーズについて語ろうじゃないか、というコーナー。

よく考えたら全然ブログで語ったことなかったんじゃね…?という事実に恐れおののく。3ヶ月に1回は読み返しているって言うのに!!(注:ドリさんはしつこい
簡潔に述べると魔法少女目指して頑張るゾ☆という家出娘四人の奮闘記です。分厚いけどさくさく読める、これぞラノベ。文字もこだわりの平仮名ブレンド。あくまで軽妙なハッピーエンドに着地する辺りも評価。
特徴として、どうでもいいギャグのためになんでもするよ!という部分がある(気がする)キャラ崩壊というほど、真面目なキャラはいない。一応シリアスもするけど、ほのぼのギャグの饅頭皮に包まれて口当たりまろやか。ゆるぎない安定感ですよ。恋愛?ねぇよそんなもんwww 唯一?まともに恋愛めいてるのがフレイとファリスですけど、ホモ海軍と美少年剣士(に見える少女)ですからねぇ。まぁフレファリ最高なんだけど。

S.D.R.の特にハンタにおけるどたばたぶりは、楽魔女やスレイヤーズの影響を過多受けていると思われます。大好きでごめんね。少女マンガとかラノベに抵抗感のないそこのあなたは、読んで損はないです。

わたしの好きな巻(大変・とても・分かりやすい)
・とんでもない宝物(ティルティス! ティルティス!!)
・七日間だけの恋人(ファリスたんハァハァ)
・銀砂のプリンセス(ダナティア様ハァハァ)
・課外授業のその後で(カムバックティルティス!)
・楽園の食卓(フレファリに始まりフレファリに帰結!)

恋愛成分が足りないな、と思ったら読み返してピュアな乙女心を取り戻します。相当にコミカライズされたキャラばっかだけど、楽魔女は売れねぇ…!